あなたの家族がコロナの陰謀論にハマったらどうする?

 ネット上でコロナに関する「陰謀論」が溢れている。久しく顔を見ない父や母が、あるいは家に籠もる妻や子が、陰謀論にのめり込んだらどうする? あなたも決して他人事ではない。

 彼ら陰謀論者は、コロナに乗じて不安を煽り、社会を混乱に陥れようと水面下で連携しながら画策している。

 陰謀論を真に受けてワクチン接種も拒否し、感染して命を失ったり、身の毛がよだつような後遺症を患っても、彼らは責任を取らない。騙される方がバカなんだ。

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週刊ポスト2021年6月11日号がこう警告した。

「80代になる父親はコロナの情報を気にしていて、ネットで色々調べているらしい。昨年の緊急事態宣言の時には心配して『コロナはお湯で予防できる』というデマをLINEで送ってきた。

 今度は『ワクチンは殺人兵器という情報もある。危険だから打ちたくない』と言ってきた。命に関わることだから、頼むから受けてくれと説得しましたが、怒って頑なになってしまった」(50代男性)

 このように、家族や友人など身近な人が陰謀論者になった場合、どう接すればいいのか。

 「背後要因に目を向けることです。陰謀論そのものは否定せず、実生活に不満や不安がないか、そうした悩みや愚痴を聞いてあげることが大切です。

 コロナへの不安はもちろん、例えば職場で配置転換にあった、友人関係のトラブルを抱えているといったことが陰謀論に嵌まるきっかけだったケースもあり、実社会でのトラブルが解決したらいつの間にか言わなくなったという話もよく聞きます」(陰謀論に詳しい評論家・真鍋厚)

 もちろん、人が何を信じていても、止めることはできないし、すべきではない。ただし、陰謀論を安易に拡散する行為だけは慎しむべきと、サイバーアーツ法律事務所の田中一哉弁護士は言う。

 「陰謀論の中で、ありもしない事実を書き込めば訴えられる可能性はあります。

 ツイッターでリツイートしただけでも議論の余地はあるものの、名誉棄損に当たりうるという判例が示されています」

  陰謀論が特定の個人を傷つける可能性があることも、考慮しなければならない。

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