例えタダでも超高層ビルには住みたくない理由!

間もなく東日本大震災から10年を迎える。1人1人が考えよう。

2015年12月18日のブログ「半歩前へ」。再録する。

▼日本は地震の活動期
 南海トラフなど巨大地震が起きた場合、大都市圏の超高層建物では最上階の揺れ幅が最大6メートルに達する可能性があるとの評価をまとめた。超高層のビルやマンションに被害を与える「長周期地震動」の影響を検討してきた内閣府の専門家検討会が明らかにした。

 高層マンションの人気が高いが私は「タダで住まわせてやる」と言われても住みたくない。そう思うようになったきっかけは、若いころ見た映画「タワーリング・インフェルノ」である。サンフランシスコにそびえる超高層ビルの火災を描いた傑作。

 ひとたび火が出たら照明は消えて高層階は真っ暗。ガスや水道もストップ。もちろん、はしご車は届かない。空からの救助のヘリコプターも、炎が竜巻のように舞う中でビルの屋上へ近づくことさえ叶わない。ガス爆発で大きなガラス窓は粉々になり、吹き込む強風で人が空中に投げ出された。

 これは映画だが、あまりにもリアル過ぎて肝をつぶした。「消防のはしご車が届かない」ようなところに住むものではない、と思った。これがトラウマとなって定年間際に、勤め先が高層ビルに移転した時、通うのが憂鬱だった。「早く定年にならないか」と思った。

 その後、あの東日本大震災が列島を襲った。あまりに激しい揺れと長時間の停電。水道、ガスもストップ。エレベーターは使えず、水が出ないのでトイレも使えない。

 高層マンションの住人たちは、外の非常階段を手すりにつかまりながら、恐る恐る40階下まで命がけで降りた、と知人から聞いた。私の考えは間違っていなかった。

 ニューヨークや香港と異なり日本は火山国で地震多発地帯。いくら建築技術が進んだといっても、そんなところに超高層ビルやマンションは不適、無理だと思う。不動産業者は限られた土地を10倍にも、20倍にも有効利用するためにPR。

 「晴れた日は富士山が望めるベイエリア」などと、こじゃれた文句を並べられると、なんだか素晴らしく聞こえるがご用心。巨大地震に襲われ、津波でも押し寄せたら、お台場など東京湾一帯はひとたまりもない。想像しただけでも恐ろしい。

 のど元過ぎればナントヤラ・・・。日本人は忘れっぽいようだが、日本列島が数百年、いや、数千年に一度の地震の活動期にあることだけは覚えておいた方がいい。

検討会の記事はここをクリック
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201512/CK2015121802000130.html?ref=rank

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