NHKの「歌舞伎町は“夜の街”」報道に異議アリ!

 NHKの報道番組「クローズアップ現代+」が30日夜の放映で新宿・歌舞伎町を取り上げた。

 「この夏、歌舞伎町は“夜の街”と呼ばれ、最も警戒すべき場所とされた。世間の風当たりが強い飲食店やホストクラブなど“夜の街”で生きる人たちの声に耳を傾けた」というのが番組のうたい文句だ。

 そして、「歌舞伎町で生きる人々の素顔▽笑顔を絶やさぬ理由とは?あるホストの物語▽風俗で働くシングルマザーの胸の内▽“誰も拒まない街”の誇り」と番組。

 そこで働く者たちはそれぞれの理由があり、世間の批判にもめげず、頑張るしかなかったとNHKらしく、きれいにまとめ、けなげな“美談”に仕立て上げた。

 ちょっと待て! 私はこの「作り」に違和感を覚える。コロナ禍でツライのは歌舞伎町のホストやキャバクラ譲だけではない。

 休業要請という名の「統制」で、あらゆる業種が開店休業に追い込まれた。子供たちは何カ月も登校できなかった。持病がある者は感染を恐れ、通院に二の足を踏み、症状が悪化した。すべてコロナが原因だ。だれもが犠牲者となった。

 それを「歌舞伎町を“夜の街”と呼んだのは悪かった」と言わんばかりのNHK。

 本気で歌舞伎町を取材する気があるなら“美談”の楽屋裏も伝えるべきではないか。

 セックス産業が氾濫する歌舞伎町は「格好のシノギ(稼ぎ)場所」として、広域暴力団から半グレ、中国人マフィアまでが混在する場所だ。シロウト娘をたらし込んで、売春婦に仕立てる人身売買。覚せい剤からヘロイン、コカインまであらゆる麻薬の取引。丁半博打からバカラ賭博。可能な限りの「非合法」がまかり通るのが実態だ。

 こうした「裏の顔」を素通りした“美談”仕立ての報道は、観る者に誤解を招く。

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