いまだ解決の明かりが見えない原発はもういらない!

2011年08月18日のブログ「半歩前へ」  原発はもういらない(1)の再録だ。

▼見えない放射能の恐怖
 福島原発の敷地境界の放射能が1000万分の1に減ったと東電。確かに事故直後の2000兆ベクレルと比べると減少したが、放射能の飛散が止まったわけではない。今も毎時2億ベクレルが漏れ出ている。日本中が捉えどころのない放射能の恐怖に脅えている。原発はもうたくさんだ。

 政府が甲状腺の内部被曝について福島県の子どもを調査したところ、45%が被曝していることが分かった。検査は3月下旬、いわき市、川俣町、飯舘村の赤ちゃんから15歳までの1,150人を対象に実施した。一番高かった数値でも0.01マイクロシーベルトだったことから、今回も「ただちに治療が必要な状態ではない」と政府。精密検査を受けさせるほどのことはない、というのだ。

▼線量計を持ち歩く幼児
 しかし、被曝には数時間、あるいは数日後に症状が現れる「早発症状」と、20年、30年後に白血病やがんなどに見舞われる「晩発症状」がある。成長著しい子どもは、大人以上に甲状腺への影響を受ける恐れがあるだけに、「直ちに被害はない」などと悠長なことを言わず、より詳しい検査と継続診断が必要ではないだろうか。原発のそばの浪江町などの子どもが今回の調査対象からは外されているが腑に落ちない。

 福島市は市内の児童、生徒3万4000人すべてに放射能を測る線量計を配布。幼い子が線量計を常時携帯するなど異常な光景である。市町村や学校、自治会などによる独自の放射能測定の動きは東北、関東一円に広がっている。みんな、自分の住む場所の汚染度が知りたいのである。

▼放射能が被災者に追い打ち
 特に、小さな子を持つ母親の悩みは深刻で、給食の食材にまで気をもむ。知らずに食べた稲わらから肉牛が次々に出荷停止となった。育牛農家は働く場を失ったでけでなく、避難を強いられ、わが家への自由な出入りさえ、かなわなくなった。女子高生は「将来、結婚できるでしょうか」と被災地を訪れた東電関係者に切々と訴えた。

 地震と津波だけなら全国の後押しも集中し、復興も、少なくとも今以上に進んだことだろう。それが、相次ぐ水素爆発で状況が一変。復旧作業に大きなブレーキがかかった。放射能は人々をたじろかせ、地域から住民を追い立てた。この点だけ取り上げても、原発は罪深い。放射能は日常を破壊した。原発は罪のない人々を悲しみの淵に追いやった。放射能は地震や津波の被災者に追い打ちをかけた。          (続く)

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