いまネットで最大のトレンドが「やぎさん答弁」!

 「やぎさん答弁」を知っているか?

 「白ヤギさんからお手紙付いた。 黒ヤギさんたら読まずに食べた」という、まど・みちおの詩「やぎさんゆうびん」の一説である。

 これを上西充子・法政大教授が引用して菅義偉の答弁を「やぎさん答弁」と命名したのがネットに流れ、一気に拡散した。

 東京五輪と新型コロナについて、抽象的なことば「安全安心」を連発するなど、野党の質問にチグハグな答弁をする不誠実な菅を批判した。

例えばこうだ。

 「感染急増でも五輪はやるのか?」と衆院質疑で、立憲民主党の山井和則が手を変え品を変えて何度も繰り返し質した。

 そのたびに菅義偉は下の紙に目を落とし、「選手や大会関係者の感染対策をしっかり講じて、安心のうえ参加出来るようにするとともに、国民の命と健康を守っていく」と繰り返す。

 結局、菅義偉は質問には正面から応えず、「国民の命と健康を守っていく」を17回も繰り返した。

 昔風に表現すれば「壊れたテープレコーダー」と言うわけだ。

 政治家にとって言葉は「命」だが、安倍晋三にしても菅義偉にしても、自分の言葉を持たない。

 何を、どう、応えていいか分からないので事前に官僚に想定問答の答えを書いてもらう。それを棒読みするだけなので、安倍や菅が何を話しても、言葉が死んでいる。言葉に「命」がない。勢いがない。

 菅義偉たちは、野党の後ろに「国民、つまり有権者」がいることを忘れている。意味不明な「やぎさん答弁」が有権者の胸に届くわけがない。

 ジョンソンにしても、メルケルにしても、バイデンにしても、彼らは身振り手振りで、身を乗り出して、それこそ全身で自分の気持ちを伝えようとしている。

 あの迫力が、安倍や菅義偉にはない。「やぎさん答弁」は世界に通じない。早く退場すべきだ。

"いまネットで最大のトレンドが「やぎさん答弁」!" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。