海洋資源開発で中国に脅されたベトナムが巨額負担!

 中国の圧力で、ベトナムが海洋資源開発を巡って莫大な補償金を負担させられた。軍事力にものを言わせ周辺国を脅し、南シナ海の権益を独占しようとする習近平のやり方を見逃してはならない。

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 ニューズウイークによると、南シナ海に人工島を造成したり、軍事施設を建設するなどして、広大な海域の実効支配を進めてきた中国は、沿岸国が進める海洋資源開発プロジェクトも、あの手この手で中止に追い込んできた。

 そのあおりを食らいベトナムは、莫大な補償金を支払う羽目にまで陥っている。

 国営石油の最大手ペトロベトナムは中断していた資源開発プロジェクトの終了に伴い、事業パートナーであるスペインのエネルギー大手レプソルとアラブ首長国連邦(UAE)のムバダラ・デベロップメントに計10億ドルもの補償金を支払うことになった。

 中国による嫌がらせは現在も続く。

 7月にも中国海警局の船が、ベトナム沖合の資源開発エリアで威嚇的な航行を繰り返した。さらに米海軍と中国海軍がほぼ同時期に軍事演習を行うなど、南シナ海の緊張は高まる一方だ。

 スペインのレプソルはかつて、ベトナム沖合のエネルギー開発で最大のプレーヤーで、13もの鉱区の開発権を持っていた。

 中国にほとんど権益を持たないレプソルは、中国政府の圧力を恐れることなくベトナム事業を進められるかに見えた。

 しかし、その中でも最大のプロジェクト2件は、ベトナムの排他的経済水域(EEZ)の東端に位置し、1947年に中国が引いた「領海線」である九段線に食い込んでいた。

 それを中国が黙って見ているはずはなかった。海南島沖に40隻もの海軍艇を集め、ベトナムに開発断念を迫ったのだ。

 ペトロベトナムは堀削を中止するようレプソルに要請した。中国からの強力な圧力を受け、ベトナムの最高指導部が下した政治的な決断だと、レプソル幹部は説明を受けたという。

 その政治的決断は、ベトナムに大きな代償をもたらした。ベトナムはレプソルとムバダラに、2つの鉱区の開発権8億ドルと、両社がプロジェクトに投資した2億ドルを補償することに合意したとみられている。

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