「ハッキリものを言う岸田に驚いた」と閣僚経験者!

 たった1年で、自民党総裁選のありようが大きく変わった。

 去年夏、コロナ対策の失敗で内閣支持率が急落するなど追い込まれた安倍晋三は得意技の仮病を使って辞任した。これを受け菅義偉が大派閥の思惑で固まった総裁選で圧倒的多数で当選した。しかし、1年足らずで辞任に追い込まれ、政権を投げ出す羽目となった。

 今回の総裁選は1年前とは大きく違う。一致団結「箱弁当」とはいかず、親分衆がまとまって行動しようと言っても、個々の議員は首をタテに振らない。秋には必ず衆院選挙があるからだ。

 「派閥の論理」より「自分の当選」を優先する。というわけで、乱立気味の候補者の中で「誰が当選しそうか」見極めている。彼らにとっては「勝ち馬」に乗ることが当選につながるからである。選挙に落ちたらタダの人。そうはなりたくないと、目の色が違う。

 選挙に弱い議員にとって「選挙の顔」となる新総裁はhたして誰なのか?

 「一丸となってやるという動きは全くない。今後の派閥の在り方も含めて大きく変わる総裁選になる」と自民党総務会長の佐藤勉。

 最大派閥の細田派(清和政策研究会、96人)に所属する安倍晋三は、出馬表明した高市早苗の支持を表明した。だが、中堅や若手議員は、ほかの候補を応援する公算が強く、とても一枚岩とはいかない様子だ。

 第2派閥の麻生派(志公会、53人)の河野太郎が、出馬の意向をボスの麻生太郎に伝えたところ、応援するとは言わなかった。「派閥の代替わりを恐れた」のである。

 しかし、中堅・若手は世論調査で「次の首相にふさわしい政治家」として支持が高い河野に期待を寄せており、独自に総裁選出馬に必要な20人の推薦人集めを開始した。

 二階派(志帥会、47人)は領袖の二階俊博の下で一致結束し「勝ち馬に乗る」構え。さっそく石破茂と野田聖子が、出馬に向けての支援要請のあいさつに訪れた。

 親分を幹事長から引きずり下ろした岸田文雄の当選を阻止するために、石破茂を擁立する動きがある。

 そうした中で菅義偉に真っ先に挑戦し、「党役員任期は1期3年まで」を打ち出した岸田文雄を見直したとの声が自民党内に広がっている。安倍や麻生でも言えなかった「二階の長期幹事長職」に切り込んだ勇気を高く評価。

 「岸田はこの1年、冷や飯を食わされたおかげで、ひと皮むけた。ハッキリものを言う岸田に驚いた」と閣僚経験者が語った。

こうした評価が、果たして自民党総裁選の票につながるかどうかは、誰も分からない。

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