スポーツ選手に一時はやったステロイドへの恐怖心!

 ステロイドを飲むのが嫌だった。副作用が恐かった。ネットで調べると、白内障、緑内障、骨粗鬆症、糖尿病、感染症などへのリスクが高いとあった。

 一時、スポーツ選手がパワーアップすると使っていたことがある。健康に害を与えると分かり使用禁止となった

 可能なら使いたくなかった。しかし、ネフローゼにはこれが最も効果的と医師。腎臓病は「沈黙の臓器」と呼ばれるように、自覚症状が全くない。痛くもかゆくもないので本人は気付かない。その間に病はどんどん進行する恐い病気だ。

 私の場合は30年以上も通院している糖尿病専門病院の医師が気付いて教えてくれた。「タンパクが出ている。腎臓に問題があるので専門医を紹介する」と告げた。

 だけど、これまで毎回、採血で調べる際の腎臓のデータに異常がなかった。それなのにどうしてか理解できなかった。

 紹介された三井記念病院での腎臓内科の精密検査の結果、ネフローゼと判明した。

 私の担当の医師は腎臓内科の権威だ。こうなったらすべてを任すしかない。「先生が必ず、私の身体を元に戻してくれる」と信じて8月2日、入院した。

 ステロイドを使うと血糖値が上がるので、インシュリン注射で抑えると医師。その通りステロイドを生まれて初めて30ミリ服用した時、血糖値が「471」まで上昇。看護師さんから告げられた時、信じられなかった。

 10日間の入院の後、自宅療養しながら毎朝1回、ステロイドを飲み、インシュリン注射を毎食前に自分で打っている。

 もう一つ、腎臓病で厄介なのは食事制限。塩分は大敵とあって1日「6グラム以内」と栄養士から固くクギを刺された。

 さっそく自宅近くの本屋で「腎臓食の本」を買い、3食ほぼ完全に自分で作っている。もともと私の趣味は落語と料理なので全く苦にはならない。

 むしろ、塩分控え目で、カツオや昆布でしっかりだしを出す料理を覚えたので「得をした」気分だ。

 こうや豆腐にシイタケ、ニンジンなどに、緑鮮やかなサヤエンドウを添え盛り合わせた小鉢は、関西の一流料亭が出す会席のひと品と錯覚するほど味もよく、見た目の色どりも美しい。こんなわけで毎回、「腎臓食の本」を参考にしながら料理作りを楽しんでいる。

 ネフローゼにかかったからと、クヨクヨして毎日過ごしても仕方がない。後は、担当医の「先生を信じて」前に進むことだ。患者自身が暗くしょげていては、どんな名医も治せない。

 さて、お昼は何を作ろうか?

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