頂上決戦迎える菅義偉と安倍・麻生の仁義なき戦い!

 「菅義偉総理を突き動かしているのは安倍晋三と麻生太郎の2Aに対する怒りだ。総理の座から引きずり下ろされた仕打ちは絶対許せないと復讐に燃えている」―。「菅首相の逆襲が始まった」週刊ポストが報じた。

 「仕打ち」の最初の仕掛けは、二階俊博の「幹事長外し」だった。岸田の出馬表明で劣勢に立たされた菅首相のもとに、複数のルートを通じて、「安倍と麻生は二階を交代させることが総理を支持する条件と言っている」との情報が入る。それを鵜呑みにした菅は、二階を官邸に招いて交代の方針を告げた(8月30日)。

 二階を交代させる方針を決めても、安倍、麻生の2Aの「首相支持」の約束は守られなかった。目論見が外れた菅首相は、総裁選を先送りしようと「9月中旬解散」を決意。だが、安倍から電話で「『総裁選は予定通り実施すべきだ。いま解散すべきではない』と強く反対され、解散権を封じ込められた」(前出・菅側近)。

 進退窮まった菅首相は、最後の賭けに出る。内閣改造・党役員人事を行なって河野を幹事長など要職に横滑りさせ、求心力を回復しようとした。そこに立ち塞がったのが麻生麻生太郎だった。菅首相の要請に、河野起用を頑として認めなかった。

 万事休す。完全に孤立した首相は、翌日、退陣(総裁選不出馬)を表明するしかなかった。二階派幹部からは、「菅首相が生まれたのは誰のおかげだ」の声が出た。「自ら墓穴を掘った」と苦言を呈したと報じられている(共同通信)。

 図られた!そこから菅首相の逆襲が始まる。「河野が出馬すれば支持するつもりだ」 菅首相は自分の不出馬を表明すると、周辺にそう語って麻生派の河野に出馬を促した。総裁選で今度は逆に菅首相が2Aの足元に「離間の計」を仕掛けた。

 麻生派では幹部の甘利明らベテラン組に岸田を支持する声が強く、麻生も「河野はまだ早い」と出馬を認めていなかったが、菅首相に背中を押された河野は出馬。麻生派は岸田支持のベテラン組と、河野支持の中堅若手に大きな亀裂が入った。菅首相は麻生に一矢報いた。

 さらに安倍の出身派閥・細田派でも異変が起きた。安倍は総裁選で高市早苗を支援しているが、細田派内には派閥を退会した高市への反発が強い。そこに「細田派のプリンス」と呼ばれる福田達夫が派閥談合や長老支配を批判して自民党の当選1~3回生90人が参加する派閥横断的な「党風一新の会」を旗揚げした。

 安倍の権力基盤とも言える細田派から16人が参加し、大揺れとなっている。「河野支持派」の二階派幹部が語る。「党風一新の会には、菅グループのガネーシャの会からも4人が参加している。若手を河野支持でまとめ、細田派にも亀裂を促す。菅は本気で2A支配の構造を崩壊させようとしている」

 そのうえで、菅首相が目指すのは自らの復権だ。河野が総裁選に勝利すれば、国会の首相指名選挙の後、河野内閣の組閣が行なわれる。河野は9月13日に2Aのもう1人の政敵である石破と会談して「当選したあかつきには挙党態勢をつくりたい」と協力を求めており、自民党内には“河野政権”ができれば石破を幹事長、小泉進次郎・環境相を官房長官などに抜擢するという見方が浮上している。

 若い河野首相-進次郎官房長官コンビでは総選挙の看板にはなっても、官僚組織を動かして改革路線を実行していくのは難しい。そこで菅は“影の官房長官”として官僚組織に睨みをきかせ、河野官邸を裏から支えるつもりではないか。そうすれば2Aの影響力を排除することができる。

 では、河野が総裁選で負けた場合はどうなるか。その時は岸田内閣が誕生し、自民党は2A支配が続く。菅は完全に失脚する。

 菅義偉と安倍・麻生ラインの仁義なき戦いは、これから頂上決戦を迎える。

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