7階級で金5個獲得した縁の下の力持ち「井上康生」!

 指導者にとって一番必要なものは何か? そのヒントを共同通信の東京五輪の特集記事「情熱と誠実さ光る井上康生監督」が教えてくれた。

 スポーツの世界に限らず、会社経営などあらゆる分野に通じるテーマである。最後は「人柄」である。

 井上康生は現役時代から他とは一味違っていた。私もファンだった。熱い思いを知ってファン度がさらに高まった。

元の記事はここをクリック
https://www.47news.jp/news/6596169.html

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共同通信がこう報じた。

 東京五輪の男子柔道は7階級で金5個を獲得。地元開催で有利な面もあるが、反面大きなプレッシャーもある中、衝撃的な数字だ。素直にたたえたい。

 もちろん快挙の最大の要因は選手の頑張りだ。だが、そこに導いた指導陣、特に井上康生監督の力はとても大きい。

 10年ほど前、井上が留学を終えて戻ってきた。まだ若いので席はなく、試合会場の片隅に立ったまま、ずっと試合から目を離さず、気になる選手が出るとその試合場の近くに移動していた。

 その後も何度も会場で見かけたが、昼食や休憩をまったく取っていないのでは、と思うほど常に試合に目を光らせていた。柔道が好きというのもあるだろうが、こうした目配りが気配り、そして指導へとつながっている。

 監督になってからの行動も、頭が下がるばかりだ。遅刻を繰り返す高藤直寿の強化指定降格が決まったときには、「分かりました」と言って会議を終えた後、バリカンを買いに行き、自らの頭を刈ったという。

 金メダル獲得後の高藤が「コーチ、監督に迷惑をかけてばっかりだったので、結果を残せて良かった」と言うのも当然だろう。

 勝っても表情を変えない大野将平が勝利インタビュー後、井上監督の姿を見かけると、顔をくしゃくしゃにして抱きついた。理想を追い求めることのつらさ、難しさを一番よく分かっていてくれたからだろう。

 今の20代は井上康生の内股に憧れて、柔道を始めた子が多い世代だ。減量に苦しみながら100キロ級で戦ったウルフ・アロンには「井上先生が取ってから20年以上金メダルがない階級。僕が取り戻してやろうと闘った」との思いもあった。

 向翔一郎の敗戦後には「私に責任があり、非常に申し訳ない。本当に全てを懸けていたので、勝たせたかった」とわび、本人には「必ずおまえに金メダルを団体で取らせて帰らせる」と伝えたという。

 目標にしていた雲の上の存在が、誠心誠意、自分たちに尽くしてくれる。選手たちが意気に感じないわけがない。

 監督が人間的に優れていれば、すなわち好成績につながるというつもりはない。

 ただ、大学生や高校生の試合だけでなく、中学生から小学生の大会まで、可能な限り視察を続けているという、井上監督のような指導者こそが、日本柔道がまた輝きを取り戻すために必要なのは間違いない。

 今後も日本、いや世界の柔道界を牽引してもらいたい。

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