何でもかんでも「批判すればいい」ものではない!

 「G7首脳の中でぽつん」と毎日新聞が菅義偉首相についてネットの声を載せた。 ツイッター上では「国際的孤立感がある」「おいてけぼり」「一般人と違い、首相の立ち居振る舞いは批判の対象」などと皮肉る声が上がった。 (以上 毎日新聞)
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 「G7首脳の中でぽつん」は菅義偉に限ったことではない。 安倍晋三も、麻生太郎も、それ以前の日本の首相はみんなそうだった。

 G7は、アジアからの参加は日本だけ。残りはみんな欧米だ。英語もフランス語もドイツ語も、元はラテン語から派生したものだ。根は一つ。

 そんな文化で育った者の集まりにたった1人、毛色が違ったアジア人が加わった。日本の首相である。

 今でこそ「英語英語」と騒ぐので英会話が得な若者がずいぶん増えた。

 だが、それ以前の日本人は「英語は通訳を通して会するもの」で、みんな門外漢だった。そんな時代に育った菅義偉が、英会話が不得意でもなんの不思議もない。

 ところがG7で行きかう言葉は大半が英語。外国語で冗談一つ言えない菅が寡黙になるのは当たり前だ。

 それを「G7首脳の中でぽつん」と言うのはいかがなものか? おそらく、習近平がその場にいても、「G7首脳の中でぽつん」になるはずだ。まさか移動の時間まで自分1人だけ、通訳を連れて歩くわけにはいかない。

 私は今回の菅義偉は、よくやったと思う。中国の覇権や台湾海峡問題でもハッキリものを言った。前任者の安倍晋三よりはるかに立派だった。

 ツイッター上で「国際的孤立感がある」「おいてけぼり」と揶揄する程度の輩が、欧米人と臆せず、堂々と渡り合えるとは思えない。人の弱点をあげつらうのはもっとも卑しい行為である。

 この次は「背が低いチビ(の日本人首相)は見苦しい」とネットで言い出すのではないか?

 私は菅義偉の政治手法を厳しく批判する。だが汚い真似はしたくない。批判する時は堂々と批判する。これが私のやり方だ。

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