美談の裏に隠された菅義偉の「もう一つの素顔」!

 雪深い秋田の片田舎から上京し、板橋のダンボール工場に勤め、法政大学二部に通いながら政治家を志し、内閣の要である内閣官房長官にまで上り詰めた菅義偉の「美談」が報じられると一気に評価が上がった。

 安倍晋三や麻生太郎、小泉進次郎のような親の七光りで当選を繰り返す世襲議員に対する反動でもある。

 だが、立身出世の主人公にはもう一つの顔があった。国際情報誌「フォーサイト」の元編集長、堤伸輔がBS-TBSの番組「報道1930」で、菅義偉の「素顔」について次のような重要な指摘をした。

 官僚への人事権は大臣に与えられた大きな権限で「伝家の宝刀」である。とりわけ官僚は人事に敏感で、そこから大臣の意思を鋭く察知するーこう強調した菅義偉。

 自分の意思を押し通すためには官僚の更迭もいとわない。これが菅義偉の官僚操縦術だ。

 彼は総務相だった2007年にNHK受信料2割値下げ問題に絡みNHKに同調して抵抗する総務省課長を一刀両断に更迭した。

 2014年に内閣官房にキャリア官僚の人事を一手に握る「内閣人事局」を新設してから、官僚は官房長官、菅義偉の思うがままとなった。

 菅義偉はさらに2015年に、ふるさと納税に異を唱えた総務省の局長を省外へ放出した。

 森友事件で2017年の国会で安倍にソンタクして偽証を繰り返し、野党から追及された担当局長の佐川宣寿を国税庁長官に栄転させたのも菅義偉だった。

 言いなりとなる者は褒美を取らせ、抵抗する者は容赦なく制裁する。アメとムチ。これが菅義偉の官僚操縦術である。

 これによって官僚は委縮してやる気を失い、骨抜きとなり、国民よりも官邸を向いて仕事をするようになった。

 この結果、優秀な学生が敬遠し、官僚を目指さなくなるなど人材の流出が著しい。

 権力は「抑制して」使わないとこんな弊害を生む。

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