個人崇拝を強要する習近平に「面従腹背」の壁!

半歩前へ
2016年04月05日の再録である。

▼自分を「核心」と呼ばせようとした
 毎日新聞、金子秀敏のコラムが面白い。最終回は習近平を取り上げている。権力基盤が弱いゆえに習近平は己を偶像化しようとしている、と金子は分析する。この類の人間は、必要以上に猜疑心が強く、あらゆる手を使って反対派を封じ込めようとする。

 自分を「核心」(最高指導者)と呼ばせようとした。日本にも「私が最高責任者だ」と言った男がいた。安倍晋三と習近平は何から何までよく似ている。ともに、自信がない証拠だ。

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まずは金子のコラムを見て見よう。

 中国の習近平国家主席は、なぜ毛沢東に傾斜するのだろうか。自分を「核心」(最高指導者)と呼ばせようとしたり、中国中央テレビ(CCTV)など国営メディアに乗り込んで、絶対忠誠を迫ったり−−。

 そのわけが少し見えてきた。共産党の内部で習近平総書記の再選に抵抗する風が吹き始めたのだ。それを抑え込もうと毛沢東流の個人崇拝運動に走った。

 節目は昨年10月の「共産党規律処分条例」改定だろう。中国の報道によると、条例には新しい規律違反の罪状として「派閥結成」や「妄議(もうぎ)中央」が加わった。

 「中央の問題を妄議してはならない」とは、習主席の辞職問題だの後継者人事だのを党員が議論してはいけないということだ。論じる人がいるから禁じたのだ。昨年失脚した周本順・河北省党委書記の罪状には「面従腹背、妄議中央」の文字があった。

 さらに、毛沢東、鄧小平と並んで、「習近平総書記の講話に従う」という文言が付加されたという。1期目の任期も終えていない習主席の個人名を党条例に書き込んだとしたら反発がでるだろう。習氏の言葉が全党員の規範となるのだから、「絶対忠誠を誓え」と言われたらするしかない。

 これとよく似た強権統治の手法で政権維持を図った前例がある。毛沢東時代とトウ小平時代の移行期に、約5年間政権を担った華国鋒だ。

 毛沢東の死後、公安部門を握っていた華国鋒は、後継の座を狙っていた江青夫人ら「四人組」を逮捕し、「おまえがやるなら安心だ」という毛沢東メモを根拠にして後継者になった。党主席のほか、首相ポストも兼任した。

 その後、鄧小平ら、文革で打倒されていた実力者が次々に復活し対立が起きると、「毛沢東の決めたことがすべてである」と言って、階級闘争路線を続けようとした。

 だが、党内がこぞって面従腹背、鄧小平が1978年の党中央委員会総会で実権を握ると、主席の地位は形骸化し、静かに政界から影を消した。

 習近平政権は華国鋒政権と同様に権力基盤が弱い。ライバルを強権で投獄し、毛沢東モデルの権力統治をめざしているが面従腹背という壁は厚い。この壁を突破することは容易なことではないだろう。

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